レーサムは、債権管理回収事業を手がける4子会社の全株式をアルゴ・ホールディングスに譲渡することを決定した。今後は主力の資産運用事業に経営資源を集中する。不良債権を扱うサービシング事業は期待する水準の資金効率性の確保が困難になっており、同業各社も撤退に動き始めている。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2018年11月1日。M&Aアドバイザーとしては、不良債権市場の縮小に伴い、サービシング事業からの撤退は業界全体のトレンドであると考えられる。